本記事では、喘息の原因や解決策に関する情報をまとめています。
・自宅で喘息を抑える方法はあるのか?
・効率の良い治し方や対策方法はあるのか?
など、直ぐに使えるおすすめの吸入器などを紹介しつつ、喘息の対処法や治し方について記載していますので、辛い喘息で悩んでいる方はぜひご参照ください。
喘息は一時的に治まる事はあっても自然治癒は難しいので効果的な治療を試みて頑張りましょう。
喘息は放置すると危険!早めに治療しよう!
まず初めにお伝えしておきたいのが、喘息を安易に考えて放置してはいけないという事です。
喘息を発症する人の気道は慢性的に炎症を起こしている可能性が高いので、ちょっとした風邪などでも症状が悪化したり咳が止まらなくなったりします。
「もしかして喘息かも?」と思ったら放置せずに早期治療を試みるようにしましょう。
喘息に市販の咳止めは効くの?
普通に考えると、喘息の症状は咳が多いので咳止めで対処できるかのように思えますが、実際には咳止めでは症状を抑えられないケースがほとんどです。
また、場合によっては咳止めを飲むことによって「眠気・吐き気」などの副作用を起こす可能性もあるため、呼吸器内科などの専門科でも咳止めを処方されない事が多いのです。
「喘息=咳止め」と考えるのではなく、喘息には喘息に適した薬を使用する事を前提に考えておいてください。
直ぐ治まれば放置しても良い?
症状が軽い場合には放置して自然に治る事もあるかもしれませんが、病院で喘息と診断された場合には基本的に放置はNGです。
喘息を単なる咳と思って甘く考えている方も多いのですが、実は喘息が原因で亡くなっている方が年間で1,000人以上いますので、安易に考えずに早めに対処する事が大切。
喘息の対処法としては、主に日常的な生活での自己管理と喘息をうまくコントロールする事なので、自分ができる事はしっかりと対応しましょう。
喘息の主な治し方は2つ
喘息の治し方としては、主に2つ。
- 毎日使用する「長期管理薬(コントローラー)」
- 発作時に使用する「発作治療薬(リリーバー)」
基本的にはこれらをうまく使い分けて喘息を抑えていくのが主流です。
ただし、あくまでもこれらは喘息をコントロールする為の手段であり、必ずしも治るとは限りません!
喘息に関しては、いろいろな治し方が研究され続けていますが、現時点での完治が難しい現状もありますので、一旦は長く付き合っていくことを考えて対処していくしかないのです。
①長期管理薬(コントローラー)
長期管理薬を使った治し方としては、
・気道の炎症を抑える薬
・気道を広げる薬
これらを毎日使用する事で症状を抑える事が目的です。
長期管理薬に関しては、継続して使い続ける事で効力を発揮するものなので、途中で止めてしまっては意味がありません。
医師から「使わなくても良い」と言われるまでは、効果を実感しなくても継続して使い続ける事が大切です。
②発作治療薬(リリーバー)
発作治療薬を使った治し方としては、主に気道を広げる薬を使用して対処します。
気道を広げる薬は、
・短時間作用性吸入β2刺激薬
・テオフィリン薬
・抗コリン薬
などを使い、発作が起きた時の辛い症状を緩和させます。
あくまでも一時的な発作に対応するためのお薬なので、これを日常的に使用するわけではありません。
通販で購入できるおすすめの吸入器2選
喘息や喘息時の炎症、気管支炎などの症状を緩和させるのには吸入器がよく使用されています。
病院で処方される方も多いと思いますが、その都度病院に行くのも辛いですし、吸入器は万が一のために常に常備させておくのが安心です。
当サイトでは、万が一の喘息や発作に備えられる吸入器を用意しておりますので、「処方された吸入器がなくなった」「万が一に備えて吸入器が欲しい」という方は、ぜひお買い求めください。
セロフロインヘラー吸入器
セロフロインヘラーは、喘息薬としても有名なアドエアのジェネリック医薬品でフルチカゾン成分を含んでいるのが特徴です。
このフルチカゾン成分には、気道の炎症を抑えたり気管支をする作用が期待でき、苦しい喘息の症状を緩和する事ができます。
効果の目安としては12時間前後なので、病院に行くまでの一時的な症状緩和にも使えるなど、万が一に備えて常備しておくのがおすすめです。
ロタヘイラー吸入器
アスタリンは、「気管支喘息・慢性気管支炎・肺結核・小児喘息・肺気腫・気道閉塞性障害」などに効果的とされるお薬で、主に喘息や発作の症状を抑える作用が期待できます。
いつ発作が起こるかわからない状況の方や、万が一の発作に備えて常備しておくのにもおすすめで、有効成分にはサルブタモールを配合しているのが特徴です。
気道の炎症や発作を放置する事は非常に危険なので、発作のリスクが高い方や気道閉寒性障害などの方は、かかりつけの医師に相談しつつ常備しておく事も考えてみましょう。
喘息の方が日常生活で気を付ける事
次に、喘息持ちの方や気管支炎などで悩んでいる方が日常生活で気を付けるべきポイントをまとめてみました。
喘息は生まれつきと思っている方も多いかもしれませんが、普段の生活習慣の中で急に発作を発症するケースもありますので、甘く考えずに普段から対策するようにしましょう。
特に、今現在喘息や発作の症状を発症している方は十分に注意してください。
薬を継続して正しく使う
先ほどもお伝えした通り、長期管理薬(コントローラー)では毎日の使用が必須となっていますので、使い忘れのないように継続する事が大切です。
いかに喘息の症状を発症させないかが重要なポイントでもありますので、医師の許可が出るまでは使い続けるようにしましょう。
乾燥や過度な加湿にも注意
特に冬の寒い季節で暖房器具を使う際に注意が必要です。
空気が乾いていると咳も出やすくなったり、また加湿器を使うのは対策方法の1つではありますが、温度が上がり過ぎるとダニが繁殖して逆効果になるケースもあるので十分に気を付けてください。
風邪をひかないように体調管理も
風邪は喘息の天敵です!
大人になってからも風邪をきっかけに喘息や発作を引き起こす方が多いので、子どもの頃に喘息を発症していないからと言って油断してはいけません。
運動やストレスも喘息の原因の1つ
喘息の兆候がある方や喘息持ちの方は運動するのにも注意が必要。
また、大人になるといろいろなストレスが蓄積されると思いますが、喘息はストレスで発症する事もありますので、できる限りストレスをため込まないようにしたり、十分な睡眠を確保するように意識してみましょう。
そもそも喘息の原因ってなに?
喘息を発症するキッカケや原因もさまざまですが、主に以下のようなことが原因で発症するケースが多いです。
- ・遺伝的なもの
- ・ハウスダストやダニなどのアレルギー
- ・ガスや粉塵による気道への刺激
- ・薬やアルコールによるもの
- ・タバコ、ストレス、運動
など、遺伝的なものに関しては致し方ない部分もありますが、それ以外の部分は日常生活である程度予防する事ができますので、喘息や発作に危機感を感じている方はできる限り対策するようにしましょう。
前述の通り、喘息には明確な治し方がありませんので、大前提として発症させない事が大切です。
喘息の治し方や自己対策についてのまとめ
- 喘息に明確な治し方は存在しないので予防する事が大切
- 喘息を発症している方は毎日継続して薬を飲み続ける事が大事
- 日常生活でも喘息対策を行えるので意識して取り組むこと
残念ながら喘息に明確な治し方が存在しないのですが、先ほどもお伝えした通り日々の生活の中で誰でも実施できる対策はたくさんありますので、まずはそこを意識する事が大切です。
手洗いうがいで風邪を予防する事はもちろんの事、タバコやお酒、ハウスダストなど喘息に限らず健康面を考えた時に有害性のあるものはしっかりと対処しておきましょう!
喘息は大人になってからも発症する可能性がありますので、「自分は平気」と高を括るのではなく、自分も発症のリスクがあるという事を考えて生活する事をおすすめします。