今回は、避妊を考えている女性の為に避妊薬についてまとめていきます。
経口避妊薬(低用量ピル)・緊急避妊薬(アフターピル)の使用用途やなにが違うのか、など女性の気になる項目をご紹介!
Q&A形式やアフターピルの効果・副作用についてもまとめていますので、女性の皆さんは万が一の為にチェックしておきましょう。
性行為をする上で避妊対策はしっかりと行う必要がありますので、妊娠を望んでいない女性は参考にしてみてください(^^♪
緊急避妊薬(アフターピル)と経口避妊薬(低用量ピル)のお薬一覧
- 商品名
アイピル(i-pill)1.5mg - メーカー
シプラ - 成分
Levonorgestrel(レボノルゲストレル) - 価格
2.000円前後~ - 服用タイプ
pill
緊急避妊薬、モーニングアフターピルとも呼ばれるアイピルは性行為の後に服用する望まない妊娠に対するお薬となります。成分であるレボノルゲストレルが精子の受精、着床を抑制する効果が期待できるとされています。
予期せぬ妊娠を回避するためには性行為の約72時間までに服用することを求められており服用が24時間以内である場合は更に避妊の効果が高まるとされているようです。
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- 商品名
ロエッテ(loette) - メーカー
ワイス(Wyeth) - 成分
レボノルゲストレル(levonorgestrel) + エチニールエストラディオール - 価格
3,000円前後~ - 服用タイプ
錠剤(Tablet)
ロエッテは避妊としての目的でも服用が出来ますが、その他に生理不順や生理痛軽減などの効果も期待できる経口避妊薬です。
特徴としてロエッテは緊急避妊薬としても使用することができるとされ性行為後の24時間以内であれば95%前後、72時間以内であれば約75%ほどの確立で妊娠を回避することができるとされています。
- 商品名
ダイアン35(diane35) - メーカー
シェリング(Schering) - 成分
Cyproterone acetate(酢酸シプロテロン) + ethinylestradiol(エチニルエストラジオール) - 価格
3,000円前後~ - 服用タイプ
錠剤(pill)
海外で知名度の高いダイアン35は低用量ピルとされる経口避妊薬です。
アジア人女性に対して配慮がなされている成分量とされているようです。またこのダイアン35には更年期障害の症状を軽くしたりバストアップなどの効果も期待されておりアンチエイジングとして服用される女性が多いのも特徴のようです。
経口避妊薬(低用量ピル)とは
経口避妊薬とは妊娠を避ける為のお薬です。人それぞれ呼び方は違いますが、主に「経口避妊薬」「ピル」「低用量ピル」と言われる事が多いです。
避妊薬(ピル)は、1960年代にアメリカで開発され、世界でも1億人以上の女性が使用していると言われています。
このピルには、女性の生殖機能を司る“卵胞ホルモン”と“黄体ホルモン”の2が含まれていて、これによって排卵を抑制します。
効果としては(排卵の抑制、精子の子宮内侵入を抑制、受精卵の着床抑制)などがあります。
ピルを正しく使用した場合の妊娠の確率は極端に低下します。
下記を参照してください。
【正しく服用した場合】
◆経口避妊薬=0.3%
◆避妊手術=0.1%~0.5%
◆薬剤添加UD=0.1%~0.6%
【飲み忘れ含む、一般的な服用】
◆経口避妊薬=8%
◆避妊手術=0.15%~0.5%
◆薬剤添加UD=0.1%~0.8%
※パールインデックス(PI)計算での確立※
PIとは、「100人の女性が1年間避妊」又は「10人の女性が10年間避妊」した場合の「100女性年」を用いて算出した避妊効果を比較するための数値。
アフターピル(中用量ピル)とは
アフターピルは、緊急避妊薬・モーニングアフターピルとも呼ばれていて、性行為時に避妊に失敗した時に服用する為のお薬です。
万が一の避妊失敗や、レイプなどの被害にあってしまった時などに服用することで避妊を回避することができます。
このアフターピルに関しては、性行為の後72時間以内に服用することによって効果が期待できるとされています。
本当に妊娠を避けたい女性は知っておくべき知識で、常に薬を常備している女性も多いです。
男性用のコンドームなどもありますが、念のため常備しておくことをオススメします。
【アフターピルを服用した場合】
◆妊娠しない確率=98%
◆妊娠阻止率=80%
※性行為から72時間以内に服用すると効果的とされていますが、12時間~24時間以内に服用したほうが避妊率が確実にアップすると言われています。
ピルとアフターピルの違い
次に、経口避妊薬(低用量ピル)と緊急避妊薬(アフターピル)の違いを簡単にグラフでまとめてみます。
どのような違いがあるのか、女性の皆さんは確認しておきましょう!
項目 | アフターピル | 低用量ピル |
避妊できる理由 | 着床を防ぐ効果がある為 | 排卵を抑える効果がある為 |
服用のタイミング | 避妊失敗時、緊急時 | 1日1錠・性行為前 |
副作用 | 吐き気・嘔吐・頭痛…etc | ほとんどありません |
保険の適用 | 適用外 | 適用外 |
費用・金額 | 約10.000円前後~ | 約3.000円前後~ |
後遺症 | 特になし | 特になし |
アフターピルの効果・副作用まとめ
アフターピルにはいろんな種類があり、その薬にはそれぞれ副作用もあります。
主なアフターピルの種類としては、「プラノバール錠」「ノルレボ錠」の2つのタイプです。
今回は、これらの薬に対しての副作用の報告例をまとめてみますので、参考にしてみてください!
薬に副作用はつきものですので、不安もあるかもしれませんが、妊娠する事と副作用を天秤にかけて考えてみれば一目瞭然ですので、割り切って服用する事も考えておきましょう。
◆副作用一覧◆
・吐き気・頭痛・めまい・倦怠感・出血量の増減・下腹部の痛み・腹痛・イライラ・むくみ…etc
ピルに関しての気になるQ&A
Q.◆なぜ、ピルを服用すると避妊できるのか
A.・ピルに含まれている成分などが排卵を抑制したり、受精を妨げる効果があるなどの理由があげられます。
Q.◆アフターピルはどのタイミングで服用するのか
A.・性行為を行ってから72時間以内(3日)に服用する必要があり、24時間以内に服用すれば避妊率は格段にアップします。
Q.◆副作用はどれくらい続くのか
A.・アフターピル・低用量ピルなどの副作用は基本的に一時的な事が多いです。おおよそ24時間以内には解消すると言われています。
Q.◆服用後の注意点は
A.・指定の時間内に服用したからといって100%避妊できているとは限りません。その後、すぐに性行為をしてしまうと薬を服用しても意味がないでしょう。
Q.◆万が一妊娠してしまったら
A.・基本的には妊娠する確率は極端に軽減しますが、万が一妊娠してしまった場合でも赤ちゃんに異常が出るなどという報告例はないとされています。
アフターピルのまとめ。
低用量ピルとアフターピルの違いや詳細について理解できましたでしょうか??
基本的な違いとしては、日常的に服用するか緊急時に服用するかの違いと言えるでしょう。
本来はコンドームなどの避妊グッズを使用する事が多いと思いますが、万が一の可能性もありますので、ピルは常備しておくことをオススメします。
また、低用量ピルとコンド-ムを併用して使用することで避妊率も格段にアップすると言われていますので、この方法もオススメです♪