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医薬品の形状や服用方法などまとめてみました。

アプリケーション

アプリケーションは、英語で「塗ること、塗布」という意味の名詞です。そこから転じて、薬の形状などにおいて塗り薬のことを意味しています。また、塗り薬を塗る際に使用する器具は、「アプリケーター」と呼ばれています。塗り薬にも様々な種類があり、塗り薬を使うときは、自分の症状やライフスタイルに合った種類を選ぶようにしたほうが良いでしょう。有効成分が同じでも、基剤と呼ばれるものが違うと、薬の形状や使用感に大きな違いが出てきます。例えば、当店で取り扱っている、まつ毛美容液「ルミガン」ですが、これはもとは点眼薬ですが、塗り薬ではローションタイプにあたります。ローションタイプは、クリームタイプのように塗った後のべとつきがあまりなく、さらっとしていますが、揮発性が高いというのが欠点でもあります。

タブレット

タブレットは、英語で「平板、錠剤」という意味の名詞です。錠剤には大きく分けて、内服用、外用、口腔用の3つの種類がありますが、ここでは内服用の錠剤について説明します。日本でタブレットというと、楕円型だったり、潰れたお饅頭のような形をしている場合が多いでしょう。有効成分などを圧縮して、そのままのものを素錠、薬特有の味や匂いをごまかして飲みやすくしたり、有効成分などを安定させるために、表面を砂糖やフィルムなどでコーティングしたものをコーティング錠といいます。ED治療薬の「シアリス」や、薄毛治療薬の「プロペシア」、抗うつ剤の「エフェクサー」などが、タブレットに相当します。

ピル

ピルは、タブレットと同様「錠剤」という意味ですが、日本と諸外国では少し違う意味で使用されています。諸外国では固有名詞で表現しない限り、ピルは元来の錠剤という意味になりますが、日本では特に経口避妊薬を指す意味で使われています。日本人の多くを語らない性格が、次第にそういう意味を定着させたのかもしれません。ですが、経口避妊薬「トリキュラー」ダイアン35 」などだけでなく、抗アレルギー薬の「アレグラ」や、精神安定剤である「アリピゾル」なども、錠剤の形状としてはピルとして扱われています。

カプセル

カプセルは、英語でももちろん同様の意味ですが、語源としては、ラテン語の「小箱」という言葉から来ています。中に充填する薬剤が粉末状の場合は、ゼラチンから作られた円筒形の小さな容器に入れられ、硬カプセル剤と呼ばれています。液体のものを充填する場合は、ゼラチンとグリセリンで作られている容器を使用し、軟カプセル剤と呼ばれています。名前の通り、硬カプセル剤よりも質感が軟らかくなっています。カプセルにすることで、錠剤よりも製造コストを抑えたり、においや味をごまかしたり、粒径が違う薬を同時に接種することができます。ですが、極度の乾燥や湿潤にさらされると、カプセルが変形してしまうことがあります。ダイエット薬である「オルスリム」や抗うつ剤である「ベンラー」などが、カプセル剤に相当します。

チュアブル

チュアブルとは、英語で「噛むことができる、噛めるもの」という意味の言葉になります。錠剤の種類の一つですが、タブレットなどよりも大型で、噛み砕いて服用するように設計してあります。トローチのように口の中で溶かすことはできないので、注意が必要です。チュアブル錠を誤ってそのまま飲み込んでしまい、腸の中でそのままの形状を保ってしまっていたというケースもあるので、きちんと噛み砕いて服用するようにしましょう。チュアブル錠にも様々な薬がありますが、ED治療薬の「カマグラチュアブル」などが相当します。

クリームのGM

薬の成分や内容量の単位に、「mg」と「gm」と言う大変似ている表現があります。これはどちらも質量の単位で、「mg」は「kg」の100万分の1です。そして「gm」は「kg」の1000分の1とされています。

クリーム

塗り薬のなかでも、基剤に油脂と水を、乳化剤で乳化させたものを使っているのがクリームタイプです。伸びが良く大変塗りやすくなっていますが、べとつきがあり、汗などで流れ落ちやすいのが欠点です。また、べとつきが気になってかゆくなることなどがあります。ですが、使用の際にマッサージ効果を得ることができるので、血行や代謝改善の効果が期待できます。

軟膏

たくさんある塗り薬の種類のなかでも、水分の含有量少ないのが軟膏タイプの塗り薬です。軟膏タイプは、基剤にワセリンやミツロウなどの油脂性の基剤が使われています。水をはじくため持続性も高く、皮膚を保護したり、保湿効果なども期待できますが、その反面洗い落とすのが難しくもあります。クリームより伸びは悪いですが、べとつきは少ないと言えるでしょう。

ジェル

塗り薬におけるジェルタイプですが、ジェルには「ゼリー状」という意味があります。ゼリー状なので、水分を多く含んだままで固体状になっています。粘膜などに使用した際に刺激が少なかったり、患部の保湿や成分の吸収に大変優れています。ですが、こすれると形状が簡単に崩れるので、取り扱いには注意が必要でしょう。

ゲル

ゲルタイプの塗り薬は、基剤が水溶性のものでべたつかないのが特徴です。ジェルタイプのものよりもサラサラしていて塗りやすくなっています。薬を患部に塗布した後に、ゲルが皮膚に膜を作るので、有効成分の効果が長く続き、保湿効果も期待できます。アルコールが配合されていることがあるので、かぶれることもあります。

ローション

塗り薬においてのローションは、有効成分が水溶性または乳化しているサラサラした基剤に溶解している薬のことを指します。化粧水のように大変塗りやすくなっていますが、水分が揮発するので、保湿効果は薄いと考えていいでしょう。

アプリケーター

アプリケーターとは、日本語で「塗布器」のことを指します。塗り薬を患部や皮膚などに塗りやすくするものです。その形状には様々な種類があり、ブラシタイプのものやハケ状のものなどがあります。薬によってアプリケーターが指定されていることもあるので、間違った使用方法をしないようにしましょう。

Text:市木洋介

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