- 2022年11月28日 厚労省がダイエット治療薬「オルリスタット」を要指導医薬品として承認
- 日本で使われているダイエット治療薬について
- 「アライ」の現時点でわかっている情報まとめ
- 「ゼニカル」、「ゼニカルのジェネリック医薬品」の購入方法
この記事では現役薬剤師が、いち早くダイエット治療薬である「ゼニカル(オルリスタット)」および「ゼニカルのジェネリック医薬品」を購入する方法をお伝えします!
「ゼニカル」は「アライ」と同じく「オルリスタット」を主成分とする医薬品です。
購入方法だけ知りたいという方は〈ダイエット治療薬「ゼニカル(オルリスタット)」をいち早く使用する方法〉まで読み飛ばしてください。
新しいダイエット治療薬「アライ」が厚労省に承認
2022年11月30日に気になる話題が入ってきました。
その内容とは厚生労働省の薬事・食品衛生審議会(要指導・一般医薬品部会)が2022年11月28日の議会において、大正製薬の脂質吸収抑制薬・「アライ(一般名:オルリスタット)」を、要指導医薬品として承認したというものです。
つまり、要指導医薬品として承認されたということは病院やクリニックを受診せずに薬剤師のいる薬局・ドラッグストアで直接購入することができるということです。
適応基準を満たせば自己の判断で購入することができるようになります。
早ければ2023年3月にも正式に承認される見込みとのこと。
実はこのアライという脂質吸収抑制薬は諸外国では20年ほど前から使用されているダイエット治療薬です。
Roche(ロシュ)からは「ゼニカル」という販売名で、グラクソ・スミスクラインからは「alli(アライまたはアリ)」という販売名で欧米諸国で販売されています。
日本国内でも以前から販売に向けた動きはありました。
はじめはRoche社傘下の中外製薬が販売に向けて動いていましたが、2005年4月に「開発のハードルの高さと開発パイプラインの優先順位を総合的に勘案し、本剤の開発を中止する」と発表がありました。
2009年1月には大正製薬が、グラクソ・スミスクラインの子会社グラクソグループリミテッドから、「オルリスタット」の日本における開発・販売権を取得したと発表しました。
その後、時が経ち大正製薬が研究・開発を続けた結果、販売の目途が立ったという流れになります。
ちなみに、大正製薬は鷲(ワシ)のマークでおなじみの企業です。
「リポビタンD」を作っているところですね。
「アライ」はなぜここまで注目されているのか?
「アライ」はなぜここまでツイッターやネットニュース、テレビ番組で取り上げられたりしているのでしょうか?
その理由として、日本ではダイエット治療薬がほぼ存在しないことと、「アライ」は今まであった医薬品とは異なる新しい方法でダイエット効果を示すため注目されているのだと思います。
さらに、医師からの処方が必要な処方箋医薬品ではなく薬局・ドラッグストアで購入することができる要指導医薬品であることも注目を集めている点なのでしょう。
日本で保険適応のある肥満改善治療薬は「サノレックス(一般名:マジンドール)」があります。この薬は食欲中枢に作用することで摂食行動を抑制します。
この他には「防風通聖散」、「防己黄耆湯」、「桂枝茯苓丸」といった漢方薬が使われます。
保険適応外の自費治療では糖尿病治療薬が使われることがあります。
「オゼンピック」、「トルリシティ」といった注射薬はGLP-1製剤と呼ばれます。
GLP-1製剤はインスリンを血糖依存的に分泌させる作用や、グルカゴンという血糖値を上昇させるホルモンの分泌を抑制させる働きがあります。
GLP-1製剤は副作用として食欲低下が報告されており、この副作用をダイエット効果として利用しているというわけです。
2021年2月には初の経口GLP-1製剤が承認・販売されました。
これまではGLP-1製剤は注射剤しかなく週1回の自己注射が必要でしたが、「リベルサス」は1日1回の経口服用するだけでよくなりました。
他にもSGLT-2阻害薬であるフォシーガなどもダイエット目的で使用されることがあります。
SGLT-2阻害薬は尿細管で糖の再吸収を抑制することで血糖値を下げる薬剤です。
糖の再吸収を抑制するのでその分のカロリー摂取が抑えられダイエット目的で使用されることがあります。
種類 | 効果 |
---|---|
リパーゼ阻害薬 (アライ、ゼニカル) |
消化酵素のひとつであるリパーゼを阻害することで、脂質の吸収を抑え肥満症を改善する(2023年3月に正式に承認予定)。 |
GLP-1受容体作動薬 (トルリシティ皮下注アテオス、オゼンピック皮下注など) |
摂食抑制作用があり、体重減少効果が期待できるとされている。主な投与経路は皮下注射になる。最近経口GLP-1作動薬が販売された(いずれも肥満は保険適応外のため自費治療となる)。 |
SGLT阻害薬 (フォシーガ) |
腎臓の近位尿細管で糖(グルコース)の再吸収を抑制する(いずれも肥満は保険適応外のため自費治療となる)。 |
漢方薬 (防風通聖散、防已黄耆湯、桂枝茯苓丸など) |
代謝の改善、ホルモンバランスの調整、身体の水の巡りを改善することで肥満症に効果をもたらす。医薬品であるがドラッグストアでも購入することが可能である(肥満症に保険適応あり)。 |
食欲抑制剤 (サノレックス) |
摂食中枢に作用することで、食欲を抑制する。投与制限があるため3ヶ月しか使えない。摂取エネルギー抑制および消費エネルギー促進作用により肥満症を改善する。BMI35以上で保険適応。 |
糖尿病治療薬のダイエット目的の使用は保険適応外のため、実質日本で使うことができる肥満改善治療薬はサノレックスもしくは漢方薬の2通りしかありませんでした。
ただ、ここにきて新しいダイエット治療薬が販売になり、さらに厚労省の認可付き・要指導医薬品ということで注目を集めているのが「アライ(オルリスタット)」だと言えます。
「アライ」について現時点でわかっていること
大正製薬から販売される「アライ」についてニュース記事などからわかっていることを下記にまとめました。
※下記に示す情報は大正製薬による情報ではないため実際と異なる場合があります
対象 | ・高血圧や脂質異常症などの健康障害を伴わない肥満(男性は腹囲85センチ以上、女性は同90センチ以上)の18歳以上 ・食事や運動など生活習慣改善の取り組みと併せて補助的な位置付けで使う |
---|---|
効果 | 1リパーゼ(脂質を分解するための酵素)を阻害することで脂質の吸収を抑える |
用法 | 1日3回、食事中か食後1時間以内に1カプセル服用する |
副作用 | 下痢など |
注意事項 | ・服薬を始める1か月前から腹囲や体重などを記録し、薬剤師のチェックを受ける ・6か月服用しても効果がなければ使用をやめる |
要指導医薬品であるためオンライン購入はできません。薬剤師のいる薬局・ドラッグストアで書面を用いて対面で購入する必要があります。
妊婦・授乳婦も使えない可能性が高いでしょう。
「アライ」はあくまでもダイエットにおけるサポートという位置づけであるため、食生活を改善したり運動を適度に行うことが大切です。
消化管からの脂質の吸収が抑制されるため、副作用として油漏れや油分を含んだ放屁が出ることがあります。
また、海外では「アライ」服用中は脂溶性ビタミンの吸収量が低下することから、「アライ」服用中はマルチビタミンの服用を推奨しています。
海外では主成分である「オルリスタット」が1カプセルあたり120mg含有ものが医療用医薬品として、60mgのものがOTC医薬品として販売されています。そのため、おそらく日本でも「オルリスタット」は1カプセルあたり60mg含有になるでしょう。
ダイエット治療薬「ゼニカル(オルリスタット)」をいち早く使用する方法
ここからは「ゼニカル(オルリスタット)」をいち早く手に入れる方法について記載します。
冒頭でお伝えした通り、「オルリスタット」を主成分とする「アライ」や「ゼニカル」は既に海外では100カ国以上で医薬品として承認されています。
「アライ」、「ゼニカル」は製造販売元は違いますが、どちらも「オルリスタット」を主成分とする医薬品です。
日本で一般に販売されるのは早くても2023年の3月以降になります。
では、どのように「ゼニカル」を購入するのかという話ですが、、、
結論からお伝えすると【医薬品の個人輸入】という方法を使うことで今すぐ購入することができます。
すでに海外で販売されている製品を日本へ輸入するということです。
医薬品の個人輸入と聞くと怪しげなイメージを持たれるかもしれませんが、ルールさえ守って購入する分には特に違法ではありません。
【医薬品の個人輸入】については後ほど詳しく解説させていただきます。
【医薬品の個人輸入】の流れをざっくりとお話しすると、医薬品の輸入代行業者が運営するサイトから医薬品を個人輸入します。
購入者は基本的に購入するだけで終了です。
輸入や郵送に関する手続きは代行業者がやってくれるので、購入した医薬品が家に届くのを待つだけです。
医薬品を個人輸入するならくすりぴあがおすすめです!
医薬品の個人輸入をするならくすりぴあがおすすめです!「くすりぴあ」のおすすめポイントは以下の通りです。
<郵送の際に商品名の記載なし!>
→商品名の記載がないので何を購入したか、配送業者や家族に不必要に知られる心配がありません。
郵便局など局留めにして配送することも可能です。
<正規品保証!>
取り扱っている医薬品は、すべてにおいて高品質、安心安全を保証しているくすりぴあでは、海外(インドネシア)の正式な薬局等から医薬品の手配をしています。
海外の仕入れ先には徹底的に自社内で定期的な抜き打ちの品質チェックを行い、基準を満たした商品のみをお届けしています。
<取り扱う医薬品が豊富!>
→くすりぴあはED治療薬、AGA治療・育毛剤、避妊薬(ピル)、抗生物質・性感染症治療薬など取り扱っている医薬品が豊富です。
くすりぴあLINE公式を友達登録するだけで500円分のサービスが受けとれます!さらに、LINEから簡単に注文することが可能です。
「くすりぴあ」では「ゼニカル」や「ゼニカルのジェネリック医薬品」が豊富にあります。
「ゼニカル」で値段が高いと感じる方は、ジェネリック医薬品を購入してみてください。
ジェネリック医薬品とは新薬の特許が切れた後に販売される医薬品のことで、主成分は新薬と同じだが、添加物等が異なることがある医薬品のことです。
ジェネリック医薬品は研究開発費がいらない分、価格が安くなっています。
下記は「くすりぴあ」で取り扱いのある「オルリスタット」を主成分とする医薬品です。
ゼニカル(xenical)
ゼニカルは「食べた事を食べなかった事にしてくれる」のキャッチコピーで有名なダイエット薬品で、通販でも多く購入されている人気商品です。オーリスタット成分を含むゼニカルを服用することによって、腸の中の脂肪を吸収する物質を阻害して、余分な脂肪30%を体外に排出する働きをします。ダイエットにも効果的ですが、糖尿病や高血圧の方にも大変オススメです。
フォビカル(forbical)
フォビカル(forbical)120mg(ゼニカルジェネリック)は、男女兼用の肥満治療薬です。 食べ物の脂肪を30%カットする働きがあるので、ダイエットにありがちな食事制限でのストレスを抱えることなく服用できるのがメリットです。
オベリット(obelit)
オベリットは世界中で話題になったダイエット医薬品「ゼニカル(オーリスタット)」のジェネリック商品です。服用することで、摂取した食べ物の余分な脂肪分の30%を体内に吸収せずに、体外に排出される効果があります。ダイエットの他にも糖尿病や高血圧などにも効果があり、通販での購入が増えています。
ビーファット(vyfat)
ビーファットは世界中で人気の高いダイエット医薬品「ゼニカル」のジェネリック商品で、通販で安く購入できます。服用することで食事で摂取する余分な脂肪分を身体に吸収させずに体外に排出させる効果があります。食べた脂肪分を食べなかったことにしてくれる効果を持つダイエット医薬品です。
ザモカル オルリスタット(zamocal-orlistat)
ザモカルはゼニカルのジェネリック品として販売されているダイエット薬です。食事の前後1時間以内に服用することで、食事でとった脂肪分を30%カットし、食べた事をなかった事にする効果があります。海外製品ですが日本語の説明書付きで販売されています。
医薬品の個人輸入について
医薬品の個人輸入とは、代行業者を通じて海外から医薬品を取り寄せるといった方法です。
個人輸入の場合は特にクリニックを受診する必要もなく、インターネット上で購入するだけであとは自宅に配送されるのを待つだけです。
細かなルールはありますが個人輸入そのものは違法ではありません。当たり前ですが輸入した医薬品等を、ほかの人へ売ったり、譲ったりしたり、他人の分まで輸入することは違法です。
原則としては、地方厚生局(厚生労働省も地方支部局)に必要書類を提出して、営業のための輸入ではないことの証明(いわゆる薬監証明)を受ける必要があります。
ただし、以下の場合は特例的に関税の確認を受けるだけで、地方厚生局へ申請することなく輸入することができます。
● 外用剤(毒薬、劇薬及び処方箋薬を除く。):標準サイズで1品目24個以内
外用剤→軟膏などの外皮用薬、点眼液
処方箋薬→有効で安全な使用を図るため、医師による処方が必要とされる医薬品
● 毒薬、劇薬又は処方箋薬:用法用量からみて1カ月分以内
● 上記以外の医薬品・医薬部外品:用法用量からみて2カ月分以内
医薬品の種類 | 輸入に関するルール |
---|---|
外用剤(毒薬、劇薬、処方薬を除く)軟膏、点眼など | 標準サイズで1品目24個以内 |
内服薬(毒薬、劇薬および処方箋薬) | 用法用量からみて1カ月分以内 |
それ以外の医薬品・医薬部外品 | 用法用量からみて2カ月分以内 |
下記のURLに示されている成分を含む医薬品については数量に関わらず届け出が必要になるので注意してください。
参考資料:海外で販売されている医薬品や食品等に含有されている場合、当該製品の輸入に際し、数量に関わらず厚生労働省の確認を必要とする成分
さらに、こちらは健康被害により届け出が必要な輸入医薬品になります。
また、麻薬及び向精神薬は「麻薬及び向精神薬取締法」又は「覚醒剤取締法」の規定により、医療用の麻薬又は向精神薬若しくは医薬品覚醒剤原料を、医師から処方された本人が携帯して入国する場合を除いて、一般の個人が輸入することは禁止されており、違反した場合には処罰されます。 (本人が携帯せずに、他の人に持ち込んでもらったり、国際郵便等によって海外から取り寄せることはできません。)
医薬品の個人輸入については厚生労働省のHPに記載されています。詳しくはこちらをご覧ください。
個人輸入の安全性について
医薬品の個人輸入には危険が伴うことがあります。
国内で正規に流通している医薬品、化粧品や医療機器などは、医薬品医療機器等法に基づいて品質、有効性及び安全性の確認がなされていますが、個人輸入される外国製品にそのような保証はありません。
さらに、医薬品副作用被害救済制度が適応されない可能性が大きいです。
これは医薬品等を適正に使用したのにも関わらず、副作用により疾病(入院を要する程度のもの)、障害(日常生活が著しく制限される程度のもの)、死亡が起きてしまった時に、医療費や葬祭費など必要なお金を支給してもらえる制度です。
医薬品を適正に使用するという文言が重要で、ここで言う医薬品とは厚生労働大臣の許可を受けた医薬品及び再生医療等製品であって、病院・診療所で投薬された医薬品等、薬局などで購入した医薬品のいずれかが対象になります(一部、対象外医薬品あり)。
上記の医薬品の定義に当てはまったとしても用法用量が正しく守られていなければ対象外となる可能性があります。
まとめ
・「オルリスタット」を主成分とする「アライ」、「ゼニカル」は新しい作用機序のダイエット治療薬
・日本では早ければ2023年の3月に要指導医薬品と正式に承認される見込み
・要指導医薬品のため薬局、ドラッグストアで薬剤師から対面で購入する必要がある
・高血圧や脂質異常症などの健康障害を伴わない肥満(男性は腹囲85センチ以上、女性は同90センチ以上)の18歳以上でなければ購入することができない
・油漏れや油分を含んだ放屁、脂溶性ビタミンの低下などを引き起こすことがある
・欧米諸国では以前から使用されており、医薬品の個人輸入をすることで「ゼニカル」、「ゼニカルのジェネリック医薬品」をインターネットで購入することが可能
・医薬品の個人輸入はルールを守って行えば違法ではない
くすりぴあで「オルリスタット」を主成分とする医薬品を購入する
ゼニカル(xenical)
ゼニカルは「食べた事を食べなかった事にしてくれる」のキャッチコピーで有名なダイエット薬品で、通販でも多く購入されている人気商品です。オーリスタット成分を含むゼニカルを服用することによって、腸の中の脂肪を吸収する物質を阻害して、余分な脂肪30%を体外に排出する働きをします。ダイエットにも効果的ですが、糖尿病や高血圧の方にも大変オススメです。
フォビカル(forbical)
フォビカル(forbical)120mg(ゼニカルジェネリック)は、男女兼用の肥満治療薬です。 食べ物の脂肪を30%カットする働きがあるので、ダイエットにありがちな食事制限でのストレスを抱えることなく服用できるのがメリットです。
オベリット(obelit)
オベリットは世界中で話題になったダイエット医薬品「ゼニカル(オーリスタット)」のジェネリック商品です。服用することで、摂取した食べ物の余分な脂肪分の30%を体内に吸収せずに、体外に排出される効果があります。ダイエットの他にも糖尿病や高血圧などにも効果があり、通販での購入が増えています。
ビーファット(vyfat)
ビーファットは世界中で人気の高いダイエット医薬品「ゼニカル」のジェネリック商品で、通販で安く購入できます。服用することで食事で摂取する余分な脂肪分を身体に吸収させずに体外に排出させる効果があります。食べた脂肪分を食べなかったことにしてくれる効果を持つダイエット医薬品です。
ザモカル オルリスタット(zamocal-orlistat)
ザモカルはゼニカルのジェネリック品として販売されているダイエット薬です。食事の前後1時間以内に服用することで、食事でとった脂肪分を30%カットし、食べた事をなかった事にする効果があります。海外製品ですが日本語の説明書付きで販売されています。