髪の毛が抜けて薄くなってしまうのは、男性にとっても女性にとっても本当につらいことで中にはコンプレックスになってしまう人も少なくありません。
おそらく、今このページを見ている人も「つらい」、「死にたい」というところまで追い詰められている人もいるのではないでしょうか?
そんな方のため、こちらのページでは2017年現在における「最高効率の薄毛改善方法」について解説していきたいと思います。
男の薄毛改善:基礎編
まず、薄毛を改善するためには土台が大事です。基礎的なところで正直聞き飽きたという人も多いと思いますが、非常に重要なポイントですので復習も兼ねてポイントをしっかり抑えておきましょう。
①生活習慣の改善
一般に、髪の毛を生み出すのに必要な栄養素はたんぱく質、脂肪、水、各種ビタミン、各種ミネラルであり、それらを摂取しつつもバランスの良い食生活を実現することが重要とされています。
また、睡眠時間が重要であるのも言わずもがな。毛母細胞が活性化するとされる夜22時~2時はなるべく睡眠をとるようにし、最低でも6時間、毎日規則的に同じ時間に寝起きするのが良いでしょう。
もし、喫煙習慣があるようであれば禁煙にも試みてほしいところですが、ストレスとの兼ね合いもありますので難しいようであれば見送っても良いでしょう。
②ストレスの軽減
「マリー・アントワネットは処刑を宣告された時、ショックで一夜にして白髪になってしまった」なんて逸話がありますが、真偽のほどはともかくとして精神状態が髪の毛に大きな影響を及ぼす、というのは見に覚えのある方も多いのではないでしょうか?
特に薄毛の人に多いのが、「薄毛そのものがストレスになっているパターン」。薄毛がストレス→髪に悪影響→薄毛が進行→さらなるストレスに…という悪循環に陥りがちなのです。
個人的には「1日10分なにもしない時間を設ける」ことで心身をリセットする、という独自の方法を行っています。しかし、人によって合う合わないがある上にこのストレスを解消することは容易ではありませんので、ご自分に合ったストレス解消法を模索するのをおすすめします。
③洗髪の見直し
髪の毛の洗い方は誰かに教えてもらうことがないため、つい自己流になってしまいがちですが当然これも重要な要素です。
シャンプーのときの基本は、頭皮の表面に摩擦を加えず頭皮を動かしてマッサージしていくイメージで行っていくのがポイントです。
個人的におすすめしたいのは、全国理容連合会 名誉講師の板羽忠徳さんの洗髪法で、毛髪に負担をかけることなく頭皮の広範囲を刺激することができます。
男の薄毛改善:必須対策編
さて、以上の基本を抑えたところで実践していくのが必須対策編です。必須対策編では、主に厚生労働省の認可を受けた薄毛(AGA)治療の有効成分を摂取していきます。現在、薄毛治療に効果のある有効成分は大きく分けて2種類あり、これらを併用することが改善のための近道となります。
①「フィナステリド」の摂取
「フィナステリド」とは、アメリカのメルク社が開発した薄毛治療に対する有効成分のことで、一言で言えば男性の薄毛(AGA)の原因となっている「ジヒドロテストステロン」という悪玉ホルモンの生成を抑制する効果があります。
これは「プロペシア」やそのジェネリックである「フィンペシア」などに含まれている成分で、厚生労働省も認可するれっきとした”効果のある薬”ですので薄毛を改善する上での摂取は必然と最重要となります。そして、「フィナステリド」と下記に挙げる「ミノキシジル」は併用することが可能です。
2016年には10年ぶりに厚生労働省に認可された新薬「ザガーロ」も登場。「プロペシアの1.6倍の発毛効果が得られた」との臨床試験の結果もある期待の新薬で、こちらで代用するのも良いでしょう(※ただし、併用は不可です)。
【プロペシアのジェネリック フィンペシア(finpecia)1mg】
フィンペシアはフィナステリド1mgを含む男性型脱毛症の治療薬です。有効成分のフィナステリドが男性脱毛症(AGA)の原因となるジヒドロテストステロンを生成する2型5aリダクターゼの働きを抑制し、AGAに対して非常に有効であるとされています。 AGAの治療薬として代表的なのはプロペシアですが、そのジェネリック医薬品でもあります。
【ザガーロのジェネリック アボダート(avodart)0.5mg 30錠】
アボダート(avodart)0.5mgは、元々、前立腺肥大症の為に作られた成分“デュタステリド”を含むお薬で、AGA(男性型脱毛症)に効果的とされています。本来は、前立腺肥大症の治療薬として開発された薬ですが、後の開発で発毛効果がみられた為、今ではAGA治療の薬として服用する事が主流となっています。
「プロペシア」を使うデメリットとしては、ヘアサイクルの観点から効果測定のためには最低半年程度は継続して服用する必要があること、副作用があること、個人輸入で最安で抑えてもなお費用が若干割高であること、などが挙げられます。
②「ミノキシジル」の摂取
「ミノキシジル」とは、アメリカのアップジョン社が開発した発毛促進成分のことで、一言で言えば毛細血管を拡張させることで髪を育成し脱毛症を回復させる効果があります。
これは「リアップ」や「ミノキシジルタブレット」などに含まれている成分で、「フィナステリド」と同じく厚生労働省も認可するれっきとした”効果のある薬”ですので、やはり薄毛を改善する上での摂取は必然と最重要となります。そして、上記の「フィナステリド」と「ミノキシジル」は併用することが可能です。
ツゲインは、アメリカのジョンソン&ジョンソン社製の、ロゲインのジェネリック薬品です。ミノキシジルを含有した塗布タイプの育毛剤で、おもに頭頂部の薄毛に対して効果があるといわれています。ミノキシジルの成分は、頭皮の毛細血管を拡張し、血液の巡りを改善することによって育毛を促す仕組みです。ミノキシジルは、男性の薄毛治療に最もおすすめの成分である値、日本皮膚化学科のお墨付きです。
こちらのウゲインはAGA、男性型脱毛症を改善する為の服用するタイプの治療薬です。このウゲインの成分ミノキシジルは世界ではロゲイン、国内ではリアップの名前で親しまれています。ウゲイン5%は塗り薬となりますがこちらのウゲイン10mgは経口薬となります。
「ミノキシジル」を使うデメリットも「プロペシア」と同様で、やはりヘアサイクルの観点から効果測定のためには最低半年程度は継続して服用する必要があること、(特にタブレット型は)副作用があること、個人輸入で最安で抑えてもなお費用が若干割高であること、などが挙げられます。
男の薄毛改善:努力項目編
次に実践していくのは努力項目編です。必須項目編ほど重要な要素ではないにせよ、可能であれば行いたい対策です。とはいえ、「フィナステリド」と「ミノキシジル」を併用した場合、ジェネリック薬で安く済ませたとしても月額にして5,000円ほどの出費になっているかと思いますので経済的に難しいようなら上記の対策のみに留めておくのが良いでしょう。
①育毛サプリの摂取
幸いなことに、現在は髪に必要な栄養を効率的に摂取するためのサプリメントも数多く販売されています。特に、普段の食生活からは摂取しにくい漢方由来の成分やノコギリヤシやイソフラボン、ミレットエキス、亜鉛などの各種栄養成分が摂取できる点が魅力と言えるでしょう。
【シェンミンアドバンスフォーミュラー男性用(SHEN MIN for Men) 60錠】
シェンミンアドバンスフォーミュラー男性用(SHEN MIN for Men) 60錠は、細くなってしまった髪の毛を丈夫にしてくれたり、抜け毛を予防してくれる効果がある男性用の育毛サプリメントです。育毛剤(サプリ)としての役割がメインですが、白髪対策にも効果があると言われています。この育毛剤の特徴としては、中国古来の秘伝ハーブ何首烏が含まれている事です。
②育毛剤の利用
頭皮マッサージには頭皮の血行を促進し毛髪に必要な栄養を補給することができる、というのは一般にもよく知られているところですが、この頭皮マッサージの際に併せて行いたいのが育毛剤の塗布です。特に毛細血管の拡張効果のある有効成分「ミノキシジル」が配合されている種類であればなお良いでしょう。
【ツゲインフォーム(tugain foam) 2%/5% 60ml】
ロゲインのジェネリック医薬品として人気のツゲインフォルテフォームは男性型脱毛や・育毛・発毛促進の効果がり、2%であれば女性の使用できるのがメリットだと言われております。5%は男性のみのご使用とされています、お気をつけください。ミノキシジルの成分が頭皮にある血管が拡張されて、発毛効果を促してくれます。
③専用シャンプーの利用
世の中には、薄毛専門のシャンプーもあります。洗髪法の見直しがここで活きてきます。多くは薄毛対策や育毛を目的に開発されたシャンプーであるため、頭皮表面の環境改善を行うことができます。
「ニゾラールシャンプー」は、フケや痒みなどを緩和させ、真菌を抑える作用をもつシャンプーです。100ml・200mlの容量があり、ケトコナゾール(ketoconazole)が2%配合されています。このケトコナゾールという有効成分によってフケの原因とされているp.ovaleが抑制されるなど、頭皮の状態を正常に整うため、脂漏性皮膚炎には勿論のこと、男性型脱毛症(AGA)改善、抜け毛予防などの効果に期待出来ます。男性だけではなく女性の使用も可能なため、脂漏性皮膚炎で悩む女性からの人気が高まっています。
それでも改善しない場合は…
上記に上げた改善のための対策はすべて自宅で行えるものとはいえ、一般的なAGAクリニックで行われるのと同じ本格的な内容となっています。
しかしながら、中にはこれらの改善対策のすべてを行ってもなお効果が実感できない方もいらっしゃるでしょう。そういった方の場合は、残念ながら上記以外の治療法に取り組んでいる専門クリニックに赴き本格的な治療を受けざるを得ません。
例えば、代表的なところでは低出力レーザー育毛器の照射によって毛髪を回復させる治療方法などが挙げられるでしょう。これは現在では96カ国以上で認可される海外では広く知られた育毛法です。これらの治療は保険適応外となりますので、上記の「必須編」と「努力項目編」を全部やるよりも費用が必要となるであろうことが予想されますが、「是が非でも薄毛を改善したい」とお考えの方はぜひご検討ください。