実は、辛い咳の症状を緩和する方法にもいろいろとあります。
一般的には市販や病院で処方される咳止めの薬を飲むのが主流ですが、時と場合によっては薬よりも効果的な方法がありますし、喘息や気管支炎の場合には通常の咳止め薬では効果を実感できない事もあります。
いかに効率良く咳を止められるか?が重要なポイントとなりますので、本記事では即効性の期待できる咳止めの方法について紹介したいと思います!
咳を止める方法で即効性が期待できる手段は?
さっそくですが、即効性の期待できる咳の止め方をいくつか紹介します。
咳を止める方法として紹介していますが、どんな咳の症状にも「絶対」という方法はありませんので、手段の1つとしてご参照ください。
【咳を止める方法①】まずは薬を飲むのが手っ取り早い
冒頭でもお伝えした通り、薬を飲むのが一番手っ取り早く即効性が期待できる方法の1つです。
ただし、喘息や気管支炎などで咳の症状が酷い時には通常の咳止め薬では効き目がない事もあるので注意が必要です。
単なる風邪であれば市販の咳止め薬でも全然問題ありませんが、病状によっては咳止め薬を飲むことによって症状が悪化するケースもありますので、咳が長引いている方に関しては一度病院で検査を受けましょう。
【咳を止める方法②】喉を保湿したり水分補給も大事
これも王道手段の1つですが、咳を止める方法として水分補給は非常に重要です。
とある医師も「水分によって粘液を薄められる」と発言していますので、水分補給する事によって痰などの辛い症状を緩和する効果が期待できます。
また、室内が乾燥していると咳も出やすくなってしまうので、適度に室内を加湿して喉を潤す事も大切です。
【咳を止める方法③】咳に効果的なツボを押してみる
人体には数多くのツボが存在しますが、その中に咳を止めるのに効果的なツボも存在します。
あくまでも期待できる方法の1つなので必ず効果を得られる保証はありませんが、意外と効果的という意見もありますので覚えておくと良いでしょう。
詳しくは以下の表をご覧ください。
天突(てんとつ) | 鎖骨と鎖骨の間にあるツボで、ここを刺激する事によって気道が緩くなって咳が緩和すると言われています。 |
尺沢(しゃくたく) | 肘の内側にあるツボで、尺沢を刺激する事によって咳に効果的と言われています。 |
中府(ちゅうふ) | 鎖骨の外端下にあるくぼみから指1本分くらい下にあるツボで、呼吸機能を高めたり咳の治療などにも効果的と言われています。 |
【咳を止める方法④】はちみつを舐めるorドリンクにして飲む
ご存知の方も多いかもしれませんが、はちみつは喉を保護するのに効果的と言われていて、レモンと混ぜて飲んだりすることによって一時的に咳を緩和する効果が期待できます。
ただし、これに関してはあくまでも一時的な緩和が目的なので、治療効果はありません。
また、1歳未満の赤ちゃんにはリスクがあるので試す際にはアレルギーなども含め十分にご注意ください。
【咳を止める方法⑤】漢方薬を飲んでみるのもおすすめ
咳を止める方法の1つとして「漢方薬を飲んだ方が良い」という方もいますが、これに関しては即効性は特に期待できません。
漢方薬などは、基本的に毎日継続して飲み続ける事によって健康効果を期待できるものであり、薬とは違って即効性が得られるわけではないので、「漢方薬=薬」と勘違いしないようにしましょう。
どちらかと言えばサプリメント的な役割に近いですね。
喘息や気管支炎では市販の薬が効かない事も多い
辛い咳の症状が出た時に市販の咳止め薬を飲む方もたくさんいると思いますが、実は効かないケースも多々あるようで、むしろ場合によっては咳止め薬で症状が悪化する事も無きにしも非ずのようです。
とあるクリニックのホームページにも「理論上は効果を期待できるが実際は効かない」と記載されていましたので、これが必ずしも正解かは不明ですが効果が期待できない事もあるみたいです。
薬を飲むときは咳の原因を明確にすることが大事
つまり、咳が出たからと言って市販の咳止め薬を安易な考えで服用するのにはリスクがあるという事。
自分がどんな病状なのか?
何が原因で咳が出ているのか?
まずはこの辺りの原因をしっかりと把握してから症状に適した咳止め薬を処方してもらうようにしましょう。
咳が出る原因や風邪とぜん息の見分け方について
次に、咳が出る原因や風邪とぜん息の見分け方について解説します。
そもそも咳が出る原因はなにか?また、風邪とぜん息のわかりやすい見分け方はどこにあるのか?など、咳が出て薬を飲むときに気になりがちな疑問をスッキリ解消しておこう。
咳が出る主な原因
咳は「咳嗽(がいそう)」とも言われていて、肺や気道から空気を強制的に排出させる生体防御運動の事です。
気道の中に異物がある場合に防御したりするとこういった反射運動が起こり、それを世間一般的には咳と呼んでいます。
主な原因としては、
感染性疾患、急性上気道炎、慢性閉塞性肺疾患、咳喘息・喘息、アトピー咳嗽、副鼻腔管支症候群、呼吸器疾患、刺激物の吸入、心因性咳嗽、間質性肺炎、異型肺炎、胸膜炎、過敏性肺炎
などが挙げられます。
ぜん息や気管支炎との見分け方
結論から申しますと、ぜん息や気管支炎の症状と風邪による咳の症状を見分けるのは難しいです。
ただし、見分けるのが難しいのは初期症状の場合です。
風邪の場合には咳だけがそこまで長く症状として出続けるわけではないので、一定期間でだいたいは緩和されていきます。
しかし、ぜん息や気管支炎の場合には咳の症状が長く続くのが特徴で、人によっては数週間~数か月単位で咳が出ますので、まずは3週間くらいを目安にして判断してみると良いでしょう。
3週間以上咳が続くようでしたら早めに病院に行って検査を受けるのがベストですし、1週間~3週間の間でも耐えられないほどの咳であれば早々に検査を受ける事が早期治療に繋がります。
とりあえず咳を止めたい方には薬がおすすめ!
という事で、咳の原因や即効性のある対処方法などについて紹介してきましたが、やっぱりなんだかんだで一番手っ取り早いのは薬を使った咳止め療法です。
ただ、先ほどもお伝えした通り、単なる咳止めではあまり効果を実感できなかったり、症状が緩和しない事もありますので、ここでおすすめしたいのは「吸入器」や「吸入薬」です。
咳を止めるには気管支を広げてある事が大切なので、気管支拡張作用のある薬を利用するのがポイントです!
気管支を拡張するためのお薬には吸入器や吸入薬がおすすめで、ぜん息や気管支炎などの辛い咳の症状にも適応するので、緊急時や万が一の発作維持にも対処する事ができます。
当サイトくすりぴあでも吸入器や吸入薬を豊富に取り揃えていますので、自分の症状や病院での診断によって咳の原因を把握している方はぜひお買い求めください。
即効性の期待できる咳を止める方法まとめ
- 咳を止める方法はいろいろあるが即効性が期待できるのは薬が一番
- ぜん息や気管支炎に対して普通の咳止め薬では対処できない
- ハチミツや漢方なども咳を止める方法としての効果は多少なり期待できる
ここまでの情報を踏まえると、咳の原因によってはそう簡単に症状を抑えられないという事がわかりましたね。
咳の原因もさまざまですし咳の種類もいろいろありますので、各病状に適した薬を飲んだり、最適な予防を行っていくのがベストです。
また、薬にはある程度の即効性が期待できるとは言え、ぜん息や気管支炎の場合には直ぐに完治させるのも難しいので、いかに症状を発症させないかが重要なポイントとなります。
という事で、以上の内容をしっかりと覚えて頂き、皆さんの中での最善策を探してみて下さいね!