咳止めにはツボ押しが効果的と聞いたことのある方もいるかもしれませんが、実際のところ本当に効果があるのか気になるところですよね?
今回の記事では、そんな疑問をスッキリ解消できるように咳止めとツボ押しの関係性や効果について調査してみました!
咳止めに効果的と言われているツボをピックアップして、それぞれの役割や特徴などを細かく解説したいと思います♪
辛い咳を止めるなら・・・
辛い咳や喘息を和らげるセロフロインヘラー吸入器は、日本の病院でも処方されているアドエアのジェネリック医薬品です。
主に気管支喘息や慢性気管支炎・肺気腫などの症状を緩和するためのお薬で、吸入することで2種類の有効成分が気道を広げ炎症を抑える効果を発揮します。
1つ目の有効成分には強い抗炎症作用があり、炎症を抑えることで咳や喘息などの発作を起こしにくくします。2つ目の有効成分は気管支拡張作用があり、軌道を広げて呼吸を楽にする効果をもたらします。
この2種類の有効成分により高い呼吸機能改善効果を得られるため、辛い咳や喘息の予防薬として非常に人気がある医薬品です。
ツボを刺激すると咳が止まるって本当?
そもそもツボを刺激する事に咳止め効果があるのかどうか気になると思いますが、結論から申しますとツボ押しでの咳止め効果は「あくまでも期待できるレベル」です。
確かに肺機能や呼吸機能と関わっているツボはたくさんありますが、実際にツボを押したからと言って咳が止まったりする可能性が100%だというわけではありません!
実践するにしても、ある程度の効果が期待できるという考えで試してみるのが無難です。
咳止めに効果的と言わるツボとその効果&特徴をご紹介
というわけで、咳止め効果の期待できるツボは以下の8つ。
- ・尺沢(しゃくたく)
- ・天突(てんとつ)
- ・中府(ちゅうふ)
- ・定喘(ていぜん)
- ・列欠(れつけつ)
- ・復溜(ふくりゅう)
- ・雲門(うんもん)
- ・肺兪(はいゆ)
これらはどこにあるツボなのか?咳止めに対してどんな効果が期待できるのか?興味のある方は1つ1つ参考にしてみよう!!
尺沢(しゃくたく)
肘を曲げた時の内側にできるシワから指2本程度くらい親指側にあるツボです。呼吸器症状に効果的と言われていて、咳や痰の症状や花粉症などにもおすすめです。また、扁桃の腫れや肘の痛みを解消するのにも利用できるとの事で幅広い症状に適応しているツボです。
天突(てんとつ)
左側の鎖骨と右側の鎖骨の中央部分にあるツボです。喉ぼとけがあるところから真っすぐ下に下げた時にくぼんでいる部分で気道を緩める作用が期待できます。痰や喉の痛み、咳を緩和するなどに効くと言われています。
中府(ちゅうふ)
鎖骨より外側の少し下の位置にあるツボです。肺の経絡上あるという事で風邪の予防や咳止め、ぜん息などこに良いと言われているツボで、呼吸機能を高める効果も期待できます。また、肩回りの血行を促進させる効果もあるようなので肩の疲れにもおすすめ。
定喘(ていぜん)
首を前に曲げた時に出てくる大き目の骨で、その下の両側5分に位置するツボです。咳き込む時などに刺激すると良いと言われているツボなので咳止めやぜん息などの症状に効果的。辛い咳に悩まされている方はぜひお試しください。
列欠(れつけつ)
手のひら側から確認して手首のシワの部分の親指側から指2本分の所にあるツボです。肺の働きを高める効果が期待できるので、それに伴って呼吸を楽にしたり咳止め効果なども期待されています。即効性はありませんが継続的に刺激してみると良いでしょう。
復溜(ふくりゅう)
内くるぶしの後ろ(アキレス腱のすぐ前)に位置するツボで、足のむくみに効果的と言われていますが、実は腎機能を丈夫にする効果も期待されています。内くるぶしが一番出っ張っている部分の高さにあり、内くるぶしとアキレス腱の間にあるので探してみましょう。
雲門(うんもん)
鎖骨下縁で肩関節寄りのくぼみに位置するツボです。このツボは肺のトラブルで反応が出やすいので、咳止めや喘息などの呼吸器疾患の治療にも使われることがあります。また、胸部と背部のコリにも有効なツボとして知られているので幅広い症状に適応。
肺兪(はいゆ)
背骨と肩甲骨の間2分の1、肩甲骨の高さ2分の1の部分に位置するツボです。風邪・咳止め・息苦しさなど、主に肺の調子が悪い時に硬くなってしまうのでそういう時に刺激してあげます。小児喘息も同様に適応するので、ガチガチに硬くなった時はホッカイロなどを肺兪に貼って温めてあげると呼吸も楽になると思います。
人の体には数多くのツボが存在しますが、その中にも肺機能や呼吸機能に効果的と言われているツボがたくさんありましたね。
絶対に咳止め効果があるとは言い切れませんが、こういった肺や呼吸にプラスに作用するツボに関しては、積極的に実践してみると良いでしょう!
少なくともやらないよりはやったほうが良いです!
ツボを押す方法は即効性も期待できる?
さて、咳止めや痰の症状に効果的と言われているツボ押しですが、即効性があるのかも気になるところですよね?
ただ、残念なことにツボの刺激における咳止め効果に即効性は期待できません!
あくまでもツボを刺激する事で症状を緩和する事が大前提なので、完治や根治させる事を過度に期待しないようにしてください。
正直なところ、気休め程度の気持ちで実践するのが無難です。
即効性を重視するなら薬が無難
もし咳止めや発作の症状が辛くて即効性を重視するのであれば、やはりその際は薬を飲むのが一番の改善策です!
薬にもいろいろな種類があるので選ぶのに迷ってしまうかもしれませんが、まずは普通に市販でおすすめの咳止め薬を試してみて下さい。
仮に市販薬で改善しない場合には、急性気管支炎やぜん息などを発症しているケースがありますので、その時は専門科を受診してしっかりと診察してもらう事が大切です。
「検査したら重度の呼吸器障害だった…」という可能性も無きにしも非ずなので要注意です。
おすすめのジェネリック医薬品
アスタリンHFAは世界中で最も多く使用されている呼吸器で、サルタノールインヘラーのジェネリック医薬品です。
主に気管支喘息や慢性閉塞性肺疾患などの症状に有効で、吸入することで気管支を広げて呼吸を楽にする効果を得られます。即効性が高いことが特徴なので、一般的には喘息発作時や急な呼吸困難時に使用されます。
日本の医療機関でもよく処方されるお薬で、小児から成人まで使用できるため非常に人気があります。
ツボ押し以外で今直ぐ実践できる咳対策
咳止め効果やぜん息対策としてツボ押しを紹介させて頂きましたが、結局のところ即効性は期待できないので予防手段の1つとして実践できる程度です。
また、辛い咳の症状や発作を起こさない為には、普段の生活習慣の中でも気を付けるべきポイントがたくさんあります。
また、食べ物や飲み物でも咳止めに効果があるものがあるので、日頃から摂取するようにしておくと良いでしょう。
以下に、今すぐ実践できる咳対策をまとめてみましたので、こちらも併せて参考にしてみよう!
- ・ハウスダスト、ノミ、ダニなどに気を付けて部屋をキレイにしておく
- ・適度に空気の入れ替えをしたり空気清浄機で室内の空気をキレイにする
- ・タバコの煙や排気ガスなどをできる限り避けて生活する
- ・アレルギーによる発作を回避するために事前にアレルギー検査を受けておく
通販で購入できるおすすめの吸入器&吸入薬3選
以下、当サイトくすりぴあで取り扱っている吸入器&吸入薬です!
咳を止めたい時に市販で売っている咳止め薬を購入する方がほとんどだと思いますが、咳止め薬では十分な効果を得られないことも多々あります。
特に喘息や気管支炎などの場合にはほとんど効きません!
そういった時に吸入器や吸入薬がおすすめで、咳止め効果や気管支拡張作用などによって肺機能を手助けしてくれます。
万が一の発作などに備えて1つくらいは常備しておくと良いでしょう。
吸入器の使い方は意外と間違って覚えてしまっている事が多いので、吸入器の正しい吸入方法をしっかり理解しておく事も大切ですよ!
通販でも非常に人気のあるアドエアのジェネリック医薬品で、主に喘息や辛い咳の症状に有効です。気管支の炎症を抑え呼吸を楽にする効果があり、吸入後おおよそ12時間程度効果が持続します。喘息だけでなく、喫煙による慢性閉塞性肺疾患で起こる息切れ等にも効果が期待できます。
世界中で服用されている気管支拡張剤・ベネトリンのジェネリック医薬品です。錠剤タイプのお薬なので吸入器が苦手な方でも服用しやすく、小児・高齢者でも使用できることが特徴です。即効性が高く、主に気管支喘息・小児喘息・肺気腫・慢性気管支炎・肺結核・珪肺結核などの症状に用いられます。
喘息やアレルギー性鼻炎に効果を発揮する、新しい抗アレルギー薬です。抗炎症作用・気管支収縮抑制作用に優れており、服用することで喘息発作を起こしくする効果を得られます。また、喘息だけでなく鼻詰まりや花粉症などのアレルギー性鼻炎にも効果的で、持続力が高い事も特徴です。
【まとめ】咳止めに効果的なツボを押しても完治は不可能!
- 咳止めに効果的なツボは存在するが必ずしも咳が止まるわけではない
- ツボを刺激しつつ同時進行で薬を飲んだり生活環境の見直しをすることが大事
- 即効性を期待するなら吸入薬・吸入器などを常に常備しておくのがおすすめ
喘息や気管支炎などが原因の咳止め方法はいろいろありましたが、最終的に即効性を期待するなら薬を使うのが一番手っ取り早いと思います。
ただし、薬も安易に使用すると副作用が起きたり体調を崩す可能性もありますので、薬を飲む時にも用量・用法をしっかりと確認する事が大切です。
という事で、今回の総評としては「ツボを刺激する」「空気をキレイにする」「薬を常備する」この3つが咳止めのポイントです。
直ぐには実践できないかもしれませんが、発作はいつ起こるかわからないのでできる限り早めに取り入れてみましょう!