睡眠障害を抱える方には欠かせないお薬が睡眠薬(眠剤)です。
睡眠薬(眠剤)の中には依存性があるお薬もあり、よく調べないで自分の症状に合っていない睡眠薬(眠剤)を使い続けるとむしろ逆効果だったり、副作用に悩まされることもあることをご存知ですか?
今回は睡眠薬(眠剤)の導入を考えている方が安全かつ安心して服用できるように、睡眠薬(眠剤)の種類や効果、作用時間、副作用などを解説していきます。ぜひ、正しい種類と服用方法で快適な睡眠を手に入れましょう。
くすりぴあイチオシの眠剤は
バスピン(buspin)は主にうつ病、不安障害などに使用される抗うつ・抗不安の為のお薬で、睡眠障害や不眠症の症状にお悩みの方にも処方されることもあります。有効成分のブスピロンがセロトニンを活性化させることで不安感が治まりうつ症状を緩和させる為、日々の生活で不安症状が出る方や感情をうまくコントロールできない方、睡眠障害の改善をしたい方などにおすすめの薬です。
そもそも睡眠薬(眠剤)ってどういう作用があるの?
例えば「くすりぴあ」では睡眠薬(眠剤)としてバスピンやドキシンといったお薬をおすすめしていますが、良くわからないお薬を飲むことほど怖いものはありませんよね。
そもそも「これらのお薬は一体どういうモノなのか?」というのを説明していきましょう。
併せて不眠症の症状・改善方法を理解しておいていただくと、更に睡眠薬(眠剤)への理解が深まると思いますので、是非ご一読ください。
睡眠薬(眠剤)の作用
睡眠薬(眠剤)とは、不眠症など睡眠障害を抱える方が必要なときに睡眠を取れるよう開発されたお薬で、服用によって得られる「スッと眠れて途中で起きることもない」という効果が特徴で、睡眠薬・睡眠導入剤・催眠薬など呼び方は色々ありますが基本的にはどれも同じものです。
ベンゾジアゼピン系、非ベンゾジアゼピン系、オレキシン受容体拮抗薬、バルビツール酸系、抗ヒスタミン薬など眠剤の種類は化学構造によってかなり細かく分類されていますが、実は効果はどれも大体似通っています。
基本的にはどの種類も「脳の神経細胞にくっついて(強制的に)リラックスさせる」作用によって眠気を誘発します。ちなみに、難しく説明すると「脳の神経細胞にあるGABA受容体に結合することで効果を及ぼす」という感じです。
睡眠薬(眠剤)のその他の効果
- ◆抗不安作用(不安を和らげる)
- ◆催眠作用(眠らせる)
- ◆筋弛緩作用(筋肉の緊張を取る)
- ◆抗けいれん作用(けいれんを抑える)
他にも睡眠薬(眠剤)にはいろいろな効果があり、簡単にまとめてみると上記のようになります。
睡眠薬(眠剤)の中には眠りやすくするだけでなく、不安感を和らげたり緊張を解したりしてくれる作用がある薬もあり、精神疾患を抱える方には抗うつ剤/抗不安剤といった名目で処方される薬もあるんですよ。
睡眠薬(眠剤)にはこんな多くの種類が!
現在、睡眠薬(眠剤)として分類されているお薬は全部で20種類以上もあって特徴もお薬それぞれによってだいぶ異なります。
なかなか寝つけないという人はサッと効いてパッと起きれる超短時間型、早朝頃に目が覚めてしまう人は中時間型、といった感じで作用時間と強さによって用途が変わるので、ここではその種類を確認していきましょう。
睡眠薬(眠剤)の種類.1 【超短時間作用型】
・代表的な薬の名前(アモバン、ハルシオン、マイスリー、ルネスタetc…)
服用から効き始めるまで1時間未満で、作用時間が3~4時間ほどある睡眠薬(眠剤)です。血中濃度は1時間以内に最大になり、2~3時間ほどかけて半減します。
効果時間が非常に短く効果の強さも優しい為、翌日への影響が少ないのが特徴で朝はパッチリ起きられますし日中眠くなったりもしません。なのでなかなか寝つけない入眠障害の方におすすめの睡眠薬ですが、途中で起きてしまう中途覚醒の方には向いていません。
睡眠薬(眠剤)の種類.2 【短時間作用型】
・代表的な薬の名前(デパス、リスミー、ロラメット、エバミール、レンドルミンetc…)
服用から効き始めるまで1~3時間で、5~6時間ほどの作用時間がある睡眠薬(眠剤)です。血中濃度は2~3時間ほどで最大になり、6~10時間ほどかけて半減します。超短時間型と中時間型のちょうど中間に位置するお薬です。
超短時間作用型よりは少し強さが高くなったお薬になり、中途覚醒の中でも特に深夜頃に目が醒めてしまう方におすすめの睡眠薬ですが、早朝に起きてしまう中途覚醒の方には向いていません。
睡眠薬(眠剤)の種類.3 【中時間作用型】
・代表的な薬の名前(サイレース、ベンザリン、ユーロジン、ロヒプノールetc…)
服用から効き始めるまで1~3時間で、作用時間が7~8時間ほどある睡眠薬(眠剤)です。血中濃度は2~3時間ほどで最大になり、12~24時間ほどかけて半減します。
中時間型よりもさらに長時間効果が持続する睡眠薬(眠剤)で、中途覚醒の中でも特に早朝頃に目覚めてしまう方におすすめの睡眠薬です。ただし強さが上がっている分、半減期が12時間を越えてくるのでこのあたりから多少なり翌日になっても「薬が抜けない」といった影響が出始めます。
睡眠薬(眠剤)の種類.4 【長時間作用型】
・代表的な薬の名前(ドラール、ベノジール、ソメリン、ダルメートetc…)
服用から効き始めるまで3~4時間で、9~10時間ほどの作用時間がある睡眠薬(眠剤)です。血中濃度は3~4時間ほどで最大になり、24時間以上かけて半減します。
非常に持続時間が長いお薬で早朝型中途覚醒の中でも薬が効きにくい方に処方される睡眠薬(眠剤)としての強さが一番のお薬です。
うつ病や精神に不安が続いてしまう方が使用すると抗不安/抗うつの効果を長時間発揮しますが、眠気が取れないなど日中もお薬の影響を大きく受けます。
睡眠薬(眠剤)の種類.5 【サプリメントや市販薬】
・代表的な薬の名前(メラトニン、ドリエル、ネオディ、アンミナイトetc…)
サプリメントや漢方等でも不眠を改善する成分や生薬が入っている物が販売されています。
これらには即効性は無く、体の中の不眠になる原因を取り除いて自然な形で眠りにつけるようにするというものです。
ドリエルに代表される睡眠改善薬にはジフェンヒドラミン塩酸塩が含まれていますが、この成分の副作用に眠気があることから使われているのですが、効果のほどはあるとは言えない程度でしょう。
睡眠薬(眠剤)の種類は沢山あった!
このように睡眠薬(眠剤)には様々な種類のお薬があるので、必ずご自身の症状に合った種類の睡眠薬(眠剤)を選択するようにしましょう。
どの睡眠薬(眠剤)を選んだら良いかわからない方は病院の医師に相談してどの睡眠薬(眠剤)が自分に適しているのかを判断してもらうと良いかもしれませんね。
当個人輸入通販サイトくすりぴあではデパスの代わりになる睡眠薬として服用できるお薬やサプリメントを取り扱っているので、一度詳細をご覧になってください。
睡眠薬(眠剤)は年々規制される傾向にある
ちなみに、一般に眠剤として処方されるお薬は現在進行形で向精神薬指定を受けて規制される傾向にあり、通販はおろか処方でさえも入手が難しくなっているのが現状です。
向精神薬指定を受けている処方薬は以下の通り。
ほとんどの眠剤が向精神薬に指定され入手困難
超短時間型
ハルシオン、アモバン、マイスリー、ルネスタ
短時間型
リスミー、ロラメット、エバミール、レンドルミン
中時間型
サイレース、ベンザリン、ネルボン、ユーロジン、ロヒプノール
長時間型
ドラール、ベノジール、ソメリン、ダルメート
ご覧のとおり大半の薬が向精神薬指定による制限を受けていて、残ったルネスタとリスミーもいずれ通販でも購入不可となる流れです。なので、「くすりぴあ」としては先を見越して眠剤の代わりとして抗うつ剤/抗不安剤の使用をおすすめしています。
代表的なところではバスパーのジェネリック薬・バスピンをはじめとしたお薬で、実は睡眠薬と抗不安薬、抗うつ剤はもともと効果が非常に似ているお薬なので代用として十分な効果が期待できるんです。
不眠症に効果的!バスパージェネリック
バスパージェネリック(buspon)は、有効成分ブスピロンが5mg含まれる抗うつ剤で、うつ病の症状や不安障害などを改善する効果をもつ薬です。ブスピロンには神経の活動に作用しセロトニンを活性化させる作用があるため、これにより不安感や緊張感、うつ症状に対する改善効果が期待できます。副次的に不眠症や入眠障害といった睡眠障害全般にも有効な効果を及ぼします。
知っておくべき眠剤の副作用
ここまでで睡眠薬(眠剤)の効果や種類について紹介してきましたので、今度は気になる副作用についても説明していきましょう。
睡眠薬(眠剤)にかぎらず薬には作用があれば必ず副作用があるものです。特に眠剤には依存性が報告されるお薬も珍しくありませんので、副作用についても理解して強い種類の睡眠薬(眠剤)を服用し過ぎたり、精神依存しすぎないよう気をつけることが大切です。
睡眠薬(眠剤)の主な副作用一覧
・性欲の減退・免疫低下・嘔吐・食欲不振・腹痛・下痢・めまい・頭痛
・立ちくらみ・ふらつき・消化器官不良・疲れ・倦怠感・脱力感
・目のかすみ、ぼやけ・味覚障害・喉の渇き・・・etc
様々な種類がある睡眠薬(眠剤)ですが副作用は似通っているものばかりですので、まとめて紹介させていただきます。
上記に記載している物はすべて軽度な副作用ではありますが、立ちくらみやめまい、脱力感・目のかすみやぼやけが起こると車の運転や高所での作業等が危険だと言う事がわかって頂けるでしょう。
睡眠薬(眠剤)の重篤な副作用や危険性
続いて重篤な副作用や睡眠薬(眠剤)の危険性についてもお話していきますが、まず一番多いのが睡眠薬(眠剤)を飲まないと眠れないという依存です。
依存からOD(オーバードーズ)をしてしまうこともあり、事故や生命の危機に陥るなんてことにもなりかねません。
その他には記憶障害(せん妄)、呼吸抑制、肝機能障害等があるので、長期に大量に服用するような事が無いようにしましょう。
睡眠薬(眠剤)を服用しても効果がない場合は?
もし睡眠薬(眠剤)を服用しても思ったような効果が得られない場合は不眠の原因を顧みてみる事も一つの手です。
不眠の原因になっている事を見落としていないか、あればその原因を改善する事で睡眠障害や不眠症を治せると言う事になるので、一度これからお話していく事を確認してみてください。
不眠の原因① 病気や疾患の見落とし
睡眠時無呼吸症候群やレストレッグ症候群、うつ病などが原因で寝つきが悪い・熟睡できていない・睡眠時間が短い・何度も目が覚めるなどの結果が不眠症や睡眠障害を起こしているパターンです。
こういった事が原因で不眠症を発症している場合は、病気や疾患を治療する事でしっかりと眠れるようになりますし、睡眠薬(眠剤)が効かない、または睡眠薬(眠剤)を服用する事で症状を悪化させる事も多いので睡眠薬(眠剤)を服用する前に医師に相談するようにしましょう。
かゆみや痛みがある時も睡眠を邪魔される事に繋がりますので、かゆみ止めや痛み止めをうまく使う事が大切です。
不眠の原因② 生活習慣
寝る前には空腹過ぎず、満腹過ぎずを意識しましょう。空腹すぎる場合には軽く炭水化物を摂取するなど、丁度良い食事であれば睡眠の手助けにもなります。
水分をとり過ぎてしまうとトイレの為に夜中に起きてしまう事もあり、あまりにも夜中にトイレの回数が多い場合には医師に相談する必要があるでしょう。
また、快適な室温を保っているか?周りがうるさくないか?など防音対策、室温調整をすることによって快適な睡眠に繋がります。
不眠の原因③ 喫煙や飲酒、薬など
タバコには含まれるニコチンには精神を刺激する作用があるので、就寝前の喫煙は避けるようにしましょう。
お酒を飲むと眠りにつきやすいとよく聞きますが一時的なもので、寝ている間にお酒の効果も薄くなり逆に夜中や早朝に目覚めてしまいますし、寝る前にコーヒーやお茶などのカフェインを摂取すると寝つきが悪くなり、睡眠が浅くなってしまうという事もあるので、寝る時間より4時間ほど前からは控えるようにする事をおすすめします。
普段服用している持病の治療薬によっても不眠の原因になるものがあるので、降圧剤や抗がん剤、甲状腺製剤を服用している方はかかりつけ医に相談してみるのも一つの手です。
不眠の原因④ ストレス
ストレスで自律神経の働きが低下してしまうと睡眠を司るホルモンの分泌も減ってしまう為、それが原因で夜眠れなくなるという事もあります。
眠いのに眠れない、夜中や朝方に目が覚めるのもストレスが原因かもしれませんし、夜はリラックスできるようお風呂やマッサージ・リラックス効果のある音楽を流すのもおすすめです。
仕事やプライベートの悩みを寝る前に考えているとなかなか寝れなくなります。寝るときは睡眠に集中して考え事は日中にしておきましょう。
不眠の原因⑤ 運動不足
身体が疲れれば勝手に眠くなると言われた事ありませんか?実際に突発的に運動をしたとしても、大して改善効果がある訳ではありません。
運動は習慣づける事が大切で、思いついた時に何kmも走るよりも毎日トータル30分以上歩く方が効果的なんです。
もちろん忙しすぎてそんな時間はない!という方は、睡眠時間にあてていただく事をおすすめします。
うつ病を含む当サイトで購入出来るおすすめの睡眠薬(眠剤)をご紹介
バスピンはデパスの代わりとして購入される事が多くなっている抗不安薬で、睡眠の質を向上させ不眠症を改善出来ると人気です。副作用も少なく依存性が低い事から、安心して服用できることも特徴の一つとなっています。
ドキシンは有効成分ドキセピン塩酸塩を配合した、早朝覚醒で悩む方におすすめの睡眠薬(眠剤)です。三環系うつ病薬としても処方されるもので、緊張を緩和する事でリラックス効果をもたらし、睡眠を維持する作用があります。
トラゾニルは不安や緊張をほぐす作用がある抗うつ薬で、睡眠障害に対しても高い効果があるお薬です。レスリンやデジレルのジェネリックで不眠症には頓服の睡眠導入剤として服用する事が出来ます。
リフレックス・レメロンのジェネリックであるミルタスは、眠気が出る事が多い為不眠症の治療薬としてよく処方されています。他の抗うつ薬よりも胃腸障害や性機能障害の副作用が弱く、安心して服用していただけます。
パロキセチンは抗うつ薬・抗不安薬としてよく処方されているパキシルのジェネリックで、不安感が強く強迫性障害や社会不安障害にも効果があります。パロキセチンも眠気が強く出るので頓服の睡眠導入剤として服用していただけます。
睡眠薬(眠剤)の種類・副作用や作用時間などを知って正しく使いたい!まとめ
- 睡眠薬(眠剤)は眠ること以外にも緊張をほぐしたり不安を和らげる作用がある
- 不眠症・睡眠障害に効果のある睡眠薬(眠剤)は5つのタイプに分かれる
- 市販品には効果があまり無いが、個人輸入通販なら効果のある医薬品を購入出来る
さて、睡眠薬(眠剤)の種類や副作用についてまとめてきましたが、いかがでしたでしょうか?
睡眠薬(眠剤)は主に寝つきが悪い、中途覚醒、早朝に起きる、うつ病の方等に多く使用されていて、作用時間と効果の高さで不眠症のタイプによって服用する種類が変わります。
単なる興味本位で服用してしまうと、副作用が起こったり、依存症になってしまい睡眠薬(眠剤)を手放せなくなる、ODしてしまうなどの危険を伴う事もあるので注意が必要です。
これらを回避する為にも正しい服用方法と自分の症状に見合った薬を選ぶ事が大切ですから、不安な方は医師に相談したり薬剤師の方に聞くなどして、睡眠薬(眠剤)の正しい使い方を学んでおきましょう。
そして、服用しても効果が出ないという場合は正しい服用方法と飲むタイミングを再度確認して、間違っていないか見直してみてくださいね。