ストロメクトールジェネリック（IVREA/イベルメクチン）

ストロメクトールジェネリック（IVREA）は、糞線虫や疥癬虫を駆除するお薬ですが、最近では新型コロナウイルス感染症の治療や予防にも効果があるのではないかと研究が進められています。

糞線虫は皮膚を通して人の体内に入り込み、その後小腸に寄生します。その数が多くなると、腹痛や便秘など胃腸症状を引き起こすと言われています。

疥癬は、疥癬虫、別名ヒゼンダニというダニが皮膚に寄生して起こる皮膚感染症のことです。体のあちこちに小さな赤いボツボツができ、夜間により強いかゆみを生じるのが特徴的です。

本品は、糞線虫と疥癬虫に対して直接作用し、それらを麻痺させ死滅させます。

有効成分の「イベルメクチン」は、通常であれば糞線虫や疥癬を治療するためのお薬です。

いわゆる「駆虫薬」といわれるタイプのお薬で、服用することにより、これらの疾患の原因である寄生虫を殺すことで治療効果を発揮します。

イベルメクチンは日本では糞線虫及び疥癬の治療にしか承認されていませんが、海外では駆虫作用だけでなく、「抗菌作用」や「抗がん作用」、「抗ウイルス作用」があると報告されています。

この抗ウイルス作用が新型コロナウイルスの治療、および予防にも効果があると発表されたため、現在世界中の研究機関で新型コロナウイルスの治療薬および予防薬として承認に向けて研究が進められています。

例えばアメリカのユタ大学は、新型コロナウイルス患者にイベルメクチンを投与する臨床試験を実施したところ、患者の死亡率が低下するという結果が出ました。

また、北里大学研究所の発表では、世界27ヵ国で91件の治験および治療目的で有効成分の「イベルメクチン」を使用したところ、発症予防で89％の改善が認められたと結論付けられました。

本品を服用することにより、新型コロナウイルスが人間の細胞内で増殖する際に起こる、ウイルスのタンパク質の核内移行を妨害し、そのためウイルスの増殖を抑制して予防効果を発揮するといわれています。

さらに、最新の研究によれば、有効成分の「イベルメクチン」は新型コロナウイルス（COVID-19）の治療だけでなく、感染・発症の予防薬としての有効性も示唆されています。

アメリカの医師団体による臨床試験では、新型コロナに対し著しい有効性（予防・初期治療・後期治療）が認められたと報告されています。FLCCCの報告では、イベルメクチンは新型コロナウイルスの治療時に、感染後一週間以内の服用で76％、中等症以降の後期治療では46％の有効性が確認されたと明かされています。

しかし、現段階でWHOは新型コロナ感染症治療に対するイベルメクチンの投薬を承認していません。WHOは、イベルメクチンは新型コロナの有効性を示すエビデンスはなく、効果がないと発表しています。

そのため、効果に対する期待については、個人の判断にお任せしております。